音楽ゲームには譜面を難しくする要素に、ただ単にノーツの物量を増やして認識を難しくことや、縦連を増やして物理的に難しくすること、曲の長さを長くして体力を切れを狙うこと、曲の基本BPMを速くすることなどの要素が具体的にはありますが、ソフランも音楽ゲームの譜面を難しくする要素の一つと言えます。
ただし、このソフランは採用しているゲームと採用しているが少ししかないゲーム、採用することが基本のゲームと分かれており中には全くソフランを体験したことがない音ゲーマーも存在します。
そのため、他機種勢の人などはソフランに対して苦手意識を持っている人もいるかもしれません。そこで今回はソフランに対して耐性をつける方策について考えていきたいと思います。
1 そもそもソフランとは
LI〇Nの柔軟剤ではないです
そもそも、ソフランの名前の由来はbeatmaniaIIDXで初登場した曲 SOFT LANDING ON THE BODYという楽曲の名前を省略してソフトランディング、さらに略されてソフランという名前が付いたものです。
この曲にはあるギミックがありそれは
曲のBPMに関係なく譜面のスクロールが変化する
というギミックが存在したことです。ただし、現在では広義のBPM変化全体に使われている場合もあり、この言葉の定義はあいまいなものとなっております。また、最近では混乱少女♥ソフランちゃん!!やIIDXのノーツレーダーの項目SOF-LANのようにKONAMIでも半ば公式の用語と使われています。
今回の記事では、煩雑になるのを防ぐためBPM変化全体という意味での最も広い意味でのソフランをテーマにして考えたいと思います。
2 ソフランの多いゲーム
ソフランは機種によっては全く備えていない場合と、しっかり使っている場合があるのでリストアップしました。
ソフランで特に猛威を振るっている機種は太鼓の達人、Pump it up、DDR、と言えると思います。そのため、特にソフランの練習をしたい方はこの3つのゲームを中心に行うといいと思います。
つい最近までは太鼓の達人には、あまりソフラン要素はありませんでしたが新筐体になってからの難易度のインフレにより、もはやソフランを使う代表機種になったと言ってもいいでしょう。ゲームセンターどころかブックオフなどの商業施設にも最新機種が置かれているように、全国に抜け目なく筐体があるので手軽に遊べるのも魅力の一つです。
Pump it upは韓国の足を使う音ゲーですが、高難度譜面ではソフランが酷くチュウニズムでいうワールドエンド譜面を足で何の救済措置もなしで踏ませるような感じのひどさです。また、DDRでは一部楽曲しか採用していない難易度別ソフランも当たり前のように採用しているので注意が必要です。現状ソフランで最強の機種は恐らくこの機種と言えるでしょう。面白いですし、近くにあれば是非遊んでみることをおススメしますが、デメリットとして日本国内にごく少数しか筐体がない点です…(特に最新verのXX)
DDRでのソフランは別名DDR式ソフランと言われているほど苛烈なものが多いです。ChaosやORCAのような停止系に加えて、Fascination MAXXやOver the periodなどの速度変化形などさまざまなバリエーションのソフランが存在しています。またエクストラステージではこれら楽曲を初見に近い条件でLIFE4で突破しないといけないので、さらに厳しい条件であるとおもいます。
その他のソフラン採用機種についてはIIDXやポップンミュージックは一部楽曲で猛威を振るっているものの、その他の要素がかなり難しくソフランだけをこの二機種で鍛えるのには効率は悪いかなと思います。もちろんこの二機種は、楽曲もいいですし様々な要素が学べるのでやれる余力があればおススメできる機種ですが…
SDVXもソフランが、比較的ソフランが猛威を振るっていますが、縦認識よりもつまみやFXチップなどの要素が詰め込まれており横認識の要素が強いため、やはりソフラン単体を学ぶのにはキツイかなぁと思います。
スマホゲームに関しては、ACゲームの方がやはり強いソフランが多い傾向にあるのでソフラン対策の面から行くと優先度は低くなるのかなと個人的には思います。
以上より個人的にはソフランを特に強化したい場合は、DDR、太鼓の達人、近くに筐体があればPump it up,、その他必要に応じて鍵盤を鍛えたい場合はIIDX、ポップン、SDVXを適度にやるのがソフランの練習にはバランスがいいと思います。
3 練習方法
1 ソフランの要素が多い機種で練習する
2のソフランが多いゲームで挙げたように、他機種勢の人でソフランに悩んでいる人はとりあえずは太鼓の達人、DDR、PIUをやってみましょう。これらのゲームはソフラン総合的な力を効率的に鍛えられます。
2 譜面の研究をする
ソフランには比較的予測がしやすい物もあれば、急に現れるリズムの流れに反したものもあるので、その曲に合わせた対策を立てるのも重要な要素です。そこで、譜面動画などを先に予習してどのようなリズムで押す、踏むかというのを先に決めておくと比較的練習しやすいと思います。このリズムに合わせて押したり、踏めばクリアは目指せる可能性がありますし、ノーツにかすりでもすればそのタイミングが速いか遅いかの判断もつきやすいので、段々とその譜面が想定していた正しいリズムに近づいていくと思います。
3 ある程度オプションに頼らないようにする
DDRなどでは比較的オプションの自由度が効かないせいで自然とソフランに耐性がつきますが、IIDXなどではギアチェンジなどのソフランに柔軟に対応できるオプションがあるため苦手な人はこれらのツールに頼ってしまうことも多いと思います。確かにスコア狙いの場合などは自分の見やすい最善のオプションでやるべきではあると思うのですが、練習段階ではある程度オプションをかけないでやることもおすすめします。
オプションをかけずにやると譜面が見切りにくくはなりますが、その分譜面の認識能力も向上しますのでおススメの練習法です。DDRなどは特にこの練習法に丁度良いゲームですので他機種勢の方は是非一度プレイしてみてはいかがでしょうか?
4 拍を意識する
ソフランに限ったことではありませんが、拍を意識するといいリザルトが得られると思います。難しい譜面ですとソフランに変拍子を混ぜてくるという恐ろしいものもありますが、基本は4分や8分などの規則正しいリズムの場合が多いので拍はしっかり意識しましょう。
太鼓の達人は比較的この拍を意識しやすいゲームですし、DDRは拍ごとに4分なら赤、8分なら青、16分なら黄色、その他は緑と色分けされているのでこの拍の意識を持ちやすいゲームだと思います。
5 譜面から逃げない
結局これに尽きると思います。ソフランから逃げずにやれば伸びますし、やらないといつまでたってもできるようになりません。ソフランは苦手ではなく誰にとっても難しい要素ですのでクリアやスコアが出にくくても仕方がありません。ゆっくりと焦らずに落ち着いて対処すればいずれはほかの譜面のように上達することは間違いありません。
ですが、一つ違うことは研究の成果が体力や捌く技術に比べて研究がしやすいという点です。そのため、ソフランはお金をかけなくても比較的上達しやすい要素とも言えます。