ノートパソコン用のCPUの選び方2021年 3月版 intel版


 今回もノートパソコン用のCPUの選び方及び型番の意味について紹介したいと思います。ノートパソコン用のCPUは個人の購入が想定されている、デスクトップ用のCPUに比べるとまさに複雑怪奇ともいえるくらい様々な型番のCPUが存在します。

 今回の記事は本命のintel版の記事になります。intelのノートパソコン版のCPUのラインナップはまさに複雑怪奇であり、メーカによって性能がゆだねられている点も多く同じ型番でも性能が違うなどかなり複雑な商品となっております。

最新のAMD版のノート用CPUの型番の見分け方はこちらの記事を参照してください

intelノート用CPUの型番について

 10世代のCPUからノート用CPUの型番規則が大幅に変更になりました。また、10世代のモバイル向けは既存の型番を採用しているcomet lakeと最新の型番を利用したice lakeという二つのラインナップが存在するため、この時点で複雑です。

 intelの2021年 3月現在で最新のノート用のCPUは11世代のtiger lakeです。

一般向けのCoreシリーズCPUの型番について

 まずは一般向けのノート用CPUの型番について紹介します。これまではUシリーズかYシリーズといわれていた一般向けのオフィスノートPC向けのtiger lakeはice lakeと同じ型番の命名規則を採用しています。

 上記が10世代のice lake以降のノート用CPUに採用されている命名規則です。デスクトップ向けや10世代のcomet lake以前のノートPCの命名規則とは全く互換性がないので注意してください。

 ブランド名はi3→i5→i7の順で性能が向上します。tiger lake一般向けのコア数スレッド数はi3のみ2コア4スレッドであり、i5以降は4コア8スレッドあります。i5とi7の違いはクロック数がi7のほうが高いことで区別されます。また、i5とi7は微妙に内蔵GPUのコア数に差があります。

 世代は単純にCPUの世代を表します。この規則ルールが当てはまる商品なら単純に世代が上のほうが性能は高いです。

 製品の区別番号はOEM先の企業が使う記号です。基本的には数字が大きいほど性能が高いということを表す傾向にあります。

 内蔵グラフィックの性能がG1→G4→G7の順に性能が向上します。特にG7はintel Iris Plus Graphicsというこれまでの内蔵グラフィックよりも性能がいいものが入っているというのがウリです。もちろん外付けのGPU(nvidiaのgeforceやAMDのRADEON)に比べると性能は劣りますが、それでも簡易的なゲームやテロップをつける動画編集くらいならばぎりぎり使えるとは思います。

ハイエンド向けCoreシリーズ         モバイルCPUの型番について

 tiger lakeのハイエンド版のCPUには型番の最後にHがついています。例としてはcore i7 11370Hという感じです。こちらの製品も現在は4コア8スレッドまでの対応ですが、intelの発表によると8コア16スレッドの製品も出す予定です。

 基本的には、ノート向けですので内蔵グラフィックも搭載されておりコア数は一般向けに準じます。

 最大の特徴はクロック数の高さであり、デフォルトのクロックもブーストクロックも一般向けに比べると高いです。特にブーストクロックは5.0Ghzとデスクトップ向けに劣らないかなり高い値です。ただしTDPは35Wと28W以下に抑えられている一般向けに比べると高いです。

Coreシリーズ以外のintelのCPU

 Coreシリーズ最廉価のi3の下にはPentium GoldとCeleronという2つのCPUが存在します。tiger lakeではそれぞれ一つの型番だけが存在しているのでわかりやすいです。特にCeleronは2コア2スレッドと現在の環境を考えるとかなり低い性能です。

 最近ではデスクトップ向けのPentiumや最廉価のCeleronでもある程度使えるものも登場してきましたが、これはあくまで電力が大きいデスクトップ用であり、ノート用ではとてつもなく貧弱な性能です。

 基本的にwindows10を載せて使う場合、この二つのCPUははっきり言ってお勧めできません。クロームブックなどある程度軽いOSを使うならまだ使えないこともないですが、特にスペックが貧弱すぎるCeleronを使いこなすにはある程度の知識と経験が必要であり、初心者がこれを買ってしまうとただのストレスをまき散らすモノになってしまうので、予算が本当になくそれでもPCが欲しい場合でさえも最低Pentium Goldが欲しいです。

 

EVOプラットフォームとは

 たまによく見るintel EVOプラットフォームという言葉ですが、これ自体は単純にintelがある程度の基準を満たしたノートパソコンにお墨付きを与えたというだけであり、このマークが高性能の証というわけではありません。

 しかし、重要な点としてintelのノート用CPUはパソコンを組み立てるメーカーによってかなり味付けを変えることができるという点です。消費電力の目安となるTDPがメーカーによって違うため、同じCPUであっても性能が微妙に異なることがあります。

個人的におすすめのCPU

 個人的におススメなのは、一般用Coreのi5です。バランスが良くi7よりも価格が比較的安価であり、性能も普段使いには全く問題ないです。i3だとさすがに2コア4スレッドになり激重のwin10だと処理が追い付かなくなることがあります。これ以下はテンでダメです。

 正直i3以下の性能のCPUを買うとスマホ以下の性能になってしまう例も最近は増えてきました。せっかくパソコンを買うならスマホ以上の性能のパソコンを買うべきであるというのが私の持論ですので、i3以下はおすすめできません。もちろん、なにか用途があり低消費電力で長い時間稼働させる必要があるといった明確な目的があるというならば別ですが、パソコンについてよくわからないまま安価なモデルを買おうとしている人は今一度考えたほうがいいと思います。

 いまのところintelの最新世代のノート用CPUであるtiger lakeは4コア以下のおとなしいモデルばかりの販売で、スペックを求める人にはいまいちな品ぞろえですが、事務などの軽い作業に使う人には良い品揃えだと思います。

 1コア当たりの性能も比較的高く、消費電力も低いため熱が発生しにくいです。intelのデスクトップ向けで言われている爆熱というのはあくまでも14nmプロセスのままでクロックアップの喝入れを行っていることで発生しているのであって、最新のintelの10nmプロセスを利用したtiger lakeではこのようなことは起こりません。

 また、世界中で起こっている半導体不足に関してもintel製品は自社製造なので、影響はAMDに比べると小さいといえます。安価帯のノートパソコンに関してはintelもまだスペックで引けを取っていないうえ、供給量も多いため、ノートパソコンに関してはintelはまだかなり有力な存在であると思います。


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