グラボを買うのは今がラストチャンスかもしれない


 最近グラフィックボードの値段が下がっていますが、この値段が下がっている理由と今後この機会を逃すとグラフィックボードの値段がまた上がる可能性があることを考察していきたいと思います。

なぜ値段が下がっているか?

 値段が下がった理由として大きなものとしては、イーサリアムでのGPUマイニングが実質無用のものになったからです。

 イーサリアムは、仮想通貨の中でもビットコイン次いで人気のある仮想通貨であり、GPUマイニングの主戦場となっていましたが、このイーサリアムのマイニングの方法の仕組みがGPUを使った方法から移行すると予告されているため、一気にGPUの需要が下がりました。また、イーサリアムも著名な通貨であるビットコインにしても昨今ではマイニングの難易度が高いため、いずれマイニング需要は小さくなっていくと考えられます。

 また、GPUそのものの供給量も増えたというのも大きいと考えられます。RTX3000シリーズは2020年に販売されたのですが、当時は半導体の需要がコロナウィルスによる需要の冷え込みで少なくなると予想していた製造側と実際は大きな供給を求めていた消費者側での乖離により、需要と供給のバランスが数年にわたって崩れていました。しかし、最近になりようやく供給が増えてある程度需要にも答えられる体制が整ってきたといえます。

 さらに、新GPUの登場の噂が囁かれていることも需要を減らす理由であると考えられます。

なぜこの後値段が上がるのか

 なぜ需要と供給のバランスが回復したのにも関わらず、GPUの値段が上がるのかというと最近の円安による影響が極めて大きいといえます。現状はまだ円安の影響を受けていないので、GPUの値段は安定していますが間もなくGPU以外の大部分のPCパーツもGPUを含めて値段が大暴騰すると考えられます。

 前にも同じような現象があったことがあり、当時は円高の影響でCPUが極めて安かったこと、その後のCPUの性能向上の幅が小さかったことでCPUの乗り換えに後ろ向きな消費者が多く発生し、これらの消費者はいわゆるサンディーおじさんと呼ばれました。

 当時のsandy bridgeはスペックの向上幅もすさまじいですが、それ以上に円高の影響でi7が2万円台で買えたこともありました。しかし、今起こっていることは円安なのでこれの全部逆が起きます。したがって今は7万円で買えているGPUも10万円台まで値上がりするという可能性は極めて高いです。これに関しては転売ヤー云々ではなくまっとうな対価を払っても、国際的な円の価値が低いため円を使って購入しようとすると大量の円を使って払わないといけないため、日本人にとってのGPU購入はかなり大変になると思います。

RTX40シリーズはかなり高額になると予想でできるため

 一部の人はRTX30シリーズを買わずにまもなく出ると予想されているRTX40シリーズを買うために、今は我慢したほうがいいと考えている人もいるかもしれませんが、個人的にはコストパフォーマンス重視で購入したいのならばそれはやめておいたほうがいいと思います。

 RTX40シリーズは予想されている情報からは、RTX30シリーズからコアがほぼ倍に増えた上にクロック数も多少上がっているので、スペックとしては理論上倍くらいは出るのではないかと予想されています。

 だったらいいじゃないかと思いますが、これは非常にGPU価格が高額になる恐れがあるといえます。そこまでコア数が増えるというということはプロセスの微細化を行ったとしても、ダイサイズが大きくなることで生産の歩留まりが悪くなることが考えられますし、実際に先行販売されたNVIDIAのAI用HPCではRTX30シリーズのAmpereアーキテクチャーで製造されたA100が100万円台で購入できたのに対して、後継のH100では475万円と言われておりこれからも次のRTX40シリーズは、かなり高額になると予想できます。

 また、そこまでコア数とクロック数を増やしてしまったことで消費電力の大幅増も予想されており最上位機種では1枚で600Wともうわさされています。そのため、購入も高額ランニングコストも高額という庶民にはかなり苦しい製品となると予想されます。


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