DDRのボス曲の歴史 X~X3 vs 2nd mix

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今回はDDR X~DDR X3 vs 2nd mixまでのボス曲をまとめたいと思います。DDRXからは難易度がこれまでの10段階から改められ20段階の難易度となりました。旧足10には比較的踏みやすいMAX300激から極めて厳しい譜面であるPARANOiA~HADES~鬼までもが入り混じる魔境となっており、このようなレベル改定が行われました。ちなみに2020年8月26日現在未だに足20の譜面は登場していません。

DDR X

DDR XはDDRの記念するべき10周年の作品であり、これまでのブラウン管筐体に加えて新たに液晶の筐体が加わりました。難易度も新たに20段階に振り分けられ気合十分という作品に仕上がる予定でしたが、コナミオリジナルの楽曲がほとんど収録されないなど問題が浮き彫りになった作品でした。特にボス曲に関してはSuper NOVA2で登場したPulto RelinquishやPARANOiA~HADES~などの現代でも通用する超発狂譜面が登場したのに比べるとかなり地味な作品となってしまいました。

Trigger

一応今作のラスボス枠の楽曲です。全体としてテクニカルな要素が要求されている譜面ですが、クリア難易度は足18の中では簡単な譜面と言えます。様々な技術が要求される譜面なので、上級者の練習にはいい譜面です。ラスボス枠じゃなければもう少し扱いが良かった楽曲だと思われますが、前作のラスボスがあまりにも強すぎた影響でそれと比較すると残念と思われてしまっている少し悲しい楽曲だと思います。

この曲にはバンドっぽい要素があり、特に中盤のフレーズはキャッチーで聴きやすくなっている

X special

DDRXにはX-specialという名前の隠し譜面が用意されていました。難易度は全て鬼譜面で一応既存譜面とは別枠で用意された譜面です。今でも遊ぶことができますが、探す際には激までの場所とは違う場所にあるので注意しましょう。

X-specialの特徴としてはEXTREMEまでのverの楽曲で捻り配置などが増えて難しくなり一癖ある譜面構成となっております。

X-special譜面一覧

PARANOiA MAX(DIRTY MIX) (X-Special)
PARANOiA Rebirth(X-Special)
AFRONOVA(X-Special)
TRIP MACHINE CLIMAX (X-Special)
PARANOIA EVOLUTION (X-Special)
PARANOiA ETERNAL (X-Special)
SP-TRIP MACHINE(JUNGLE MIX) (X-Special)
Healing Vision (X-Special)
MAX 300 (X-Special)
CANDY☆ (X-Special)
MAXX UNLIMITED (X-Special)
革命 (X-Special)
The legend of MAX (X-Special)
Dance Dance Revolution (X-Special)

 MAXX UNLIMITED X-Special

  事実上のDDRXのラスボスの楽曲です。初出はDDR MAX2ですが、X-specialではフリーズアローがらみの軸足配置や縦連などで強化されてかなり見にくく踏みにくい配置となっております。当時は足17扱いでしたが、X2にて足18へ昇格しました。Triggerよりもこっちの方が難しいと感じる人も多くこちらの方がDDRXのラスボスではないかという意見もあります。

ですが次作ではこれらの譜面が霞んでしまうくらいの圧倒的な発狂譜面が多数収録されるためこの作品は若干空気感あります…

DDR X2

DDR X2はDDR Xで調子が悪かったのを見事に払しょくした作品です。BEMANIオリジナル楽曲や充実の版権楽曲などを豊富にそろえ現在でもEXTREME並みの評判を得ている作品です。

最大の特徴はボス曲の大量追加であり、この作品ではボス曲が少なかった前作どころか、それ以前の作品と比べてもかなりのボス曲が収録された作品です。特に現在でもスコア難易度が最強であるとされる史上初の足19の譜面であるValkyrie dimensionSP鬼譜面や当初は足18でありX3にて足19に昇格し、現在でも哲学譜面と恐れられているPOSESSION DP鬼譜面などはこれまでとはレベルが違う発狂譜面でした。

pulto the first

初出はWiiで発売された家庭用バージョンであるDDR HOTTEST PARTYであり、pultoシリーズでは一番早く登場した楽曲ではありますがAC入りしたのは一番最後の楽曲でした。BPMが50~440のかなりの振れ幅があり、連続停止ギミックが搭載されるなど譜面認識がかなり難解な譜面となっており現在でも超個人差譜面の代名詞とされています。

また鬼譜面ではショックアローが搭載されており、現在でもショックアロー搭載譜面では最上位の難易度とされています。連続停止と急加速するソフラン、そして白い矢印がまんべんなく敷き詰められたそのあまりのビジュアルにこの譜面は愛すべきクソ譜面と言われて愛され続けられています。

888

初出は海外版の家庭用であるDDR UNIVERSE3です。X2に収録された当初は8月の8:00~8:59と20:00~20:59と8がつく日限定で遊べるという隠し曲でした。

DDRのボス曲の歴史 X~X3 vs 2nd mix photo 1

ちなみにこの曲の呼び方は “はっぴゃくはちじゅうはち” でも “はちはちはち”

でもなく “はちやそば” と言います。

足18であるSP鬼譜面の特徴としてはBPM表記が111~888となっておりますが、有効BPMは111~444までとなっており、BPM444も後半部分だけで大半はBPM222をベースとしております。グルーヴレーダーのStreamの値が200という驚異的な数値であることからかなり譜面のノーツ密度が高いことが理解できるように、BPM222の滝に16分が混じるなど足を高速で動かさなければいけないのでかなり体力を使う譜面となっております。その一方で、同時踏みが少なく地団駄がそこそこ多いので同時が苦手な方は、足18の中でもまだ戦いやすいという方もいます。

またSP鬼譜面のノーツ数である753ノーツは当時の最大ノーツを誇っていたFacination MAXX鬼譜面の670ノーツを大幅に超えた譜面でもあります。

補足 グルーヴレーダーのStreamの求め方

分間ノート数 = Floor( 60 * ノート数 / 曲の長さ[秒] )
分間ノート数が
300以上:Stream値 = ( 分間ノート数 – 139 ) * 100 / 161
300以下:Stream値 = 分間ノート数 / 3

分間ノート数300でStream値100

分間ノート数461でStream値200

Replicant D-aciton (Rda)

Replicant D-acitonはDDR X2で開催されたイベントで、IIDXなどでは盛んにおこなわれている所謂ボスフォルダー形式のイベントでした。流れとしてはある一定のリザルトを達成して3曲目をクリアした後エクストラステージでReplicant D-acitonフォルダーが出現し、そこのあるボス曲群をLIFE4でプレイするというルールです。ここでは同イベントの中でも第二段階の楽曲を取り上げていきたいと思います。

個性豊かなボス曲が大量に追加されたこのイベントは好評を博し、DDR X2の評価を確固たるものとしました。

POSESSION

上記イベント初出の楽曲です。今現在最も有名なDDRのボス曲ではないでしょうか?

明確にボス曲をコンセプトとして作られた楽曲でありBPM370の高速曲です。どの難易度の譜面でも全体的に高難易度曲の位置づけであり、どの難易度でもいやりごたえのある譜面です。

その中でも別格の扱いをされているのはDP鬼譜面です。DP鬼譜面はロケーションテストで作った激譜面を改良したものを採用したものですが、そのあまりの難易度に当時初めて登場したDP足19よりも難しいのではないかという声をうけ、唯一昇格によって足19になった譜面です。

DP鬼譜面が哲学と言われるようになった理由は下記の配置にあります。

DPを普段やらない人には良くわからないかもしれませんが、BPM370でこのような遠配置かつ捻りが加わった配置が流れてくることは現在のインフレし切ったDDRでも例を挙げるの難しいレベルのモノであり、これがラス滝で流れてくることから、哲学的な難しさと評されるようになりました。また、ここの超発狂の名前を畏敬の念から哲学地帯とも呼ぶようになりました。

(一説によるとポップンミュージックのコンポーザであるW氏のレベル42は美学でレベル43は哲学発言から来たものという説もある)

DP鬼譜面はこのような恐ろしい譜面ですが、プレイヤーも譜面と同じく進化した結果DP足19の中で唯一フルコンボが成し遂げられた譜面でもあります。

DDRのボス曲の歴史 X~X3 vs 2nd mix photo 2

New Decade

  こちらも同イベント初出の楽曲です。この楽曲はボス曲としてはダークなイメージが少なく、明るくやけにハイテンションな曲調です。

その一方で譜面はボス曲らしく順当に難しく、ベースのBPM400のかなりの高速でありそのうえで、激や鬼譜面では捻りや同時配置、縦連など踏むのが難しい配置がこの速度で飛んでくるのでかなり難しい譜面です。しかし最大の難所は高速地帯でなく中間や最後にある低速地帯です。特に高難易度譜面になるほどこの低速地帯にいわゆる謎リズムと呼ばれるかなり難解なリズムの地帯が存在し、しかも低速で見切りづらいという極めて厄介な地帯が存在します。

Anti-Matter

こちらの同イベント初出の楽曲です。BPMが100~400であり鬼譜面ではnote数も700と物量譜面です。そのうえどの譜面も休めるポイントが少なく常に足を動かさなければいけないという体力要素も絡んできます。

その分、地団駄主体で捻りや同時などのリズムはPOSESSIONよりもやさしく低速地帯もNew Decadeに比べると見切りやすいので、体力譜面が得意な方は前者2つに比べると楽に感じるのではないでしょうか?

また最近では、密度はともかくノーツ数に関しては800越えの譜面も多くなってきており、この曲の練習譜面も増えているため攻略しやすい環境になってきていると思います。

Valkyrie dimension

全ての譜面が過去になった

  鬼譜面は史上初の足19であり、これまでの全てボス譜面を過去のものにしてしまった譜面です。

どうしようもないものの概念にも含まれることがありますが、この曲の特にSP鬼譜面に関しては全ての譜面が過去になったと呼ばれることが多くインフレし切った2020年のDDRでさえもスコア難易度で頂点に君臨している楽曲です。

その難易度はすさまじく、いくら足19とはいえSPではランクAAAが数か月、数日レベルで出ている譜面も存在している中、SP鬼譜面は譜面は9年間もの間AAAが陥落することが無く、さらに未だにgreat以上でフルコンボをされていないという現代でもその難易度は他の譜面とは一線を画す譜面と言ってよいでしょう。

SP鬼譜面は難所しかないですが、さらにそこから発狂部分を切り抜くといきなり序盤にBPM480の8分滝という規格外の滝が存在します。これは最近出てきた超難関譜面であるLachryma《Re:Queen’M》SP鬼譜面と比較しても更に速い滝がゲージの貯まっていない最序盤に現れるので、門前払いにしてもかなりたちが悪いです。

そこが終わればとりあえずは休憩(足18の激譜面クラスはある)がありますが、休憩にしてもフリーズアローがらみで視認性が悪いので生半可な実力では休憩にさえなりません。最後の休憩である連続停止地帯に入ると最後までノンストップで難所が続きます。

サビからは捻りに加えて同時も嫌になるほど登場するため、体力もガンガン削られていきます。さらに転調するとBPM186での16分捻り配置の65連滝が存在し技術力も求められてきます。そこが終わっても最後の最後にBPM390のラス滝が存在し、捻り配置がある中で同時を入れるという恐ろしい配置で生き残ったプレイヤーのケージをきれいに削り取ります。

このようにSP鬼譜面は前代未聞の難易度で登場しましたが、DP鬼譜面に関してはPOSESSIONの哲学のイメージに押されてSPほどの知名度は得ることができませんでした。

また、この曲の習譜面も習譜面としては前代未聞の高難易度であり、習譜面なのに8分滝が存在し、ソフラン、捻り配置、連続停止などの難しいポイントが存在するなど初心者譜面というレベルのモノではなく、また足9という難易度自身も詐称感がありきついと思い方には足11弱にも感じる何から何までが詐称の譜面です。あくまで中級者向けの譜面であって初心者は事故る危険性があるので注意しましょう。習譜面はそこさえ理解できれば練習用の譜面としてかなり有効な譜面ですので是非ご利用ください。

DDR X3 VS 2nd mix

DDR X3ではX3verに加えて、2nd mixを忠実に再現した2nd mixモードが存在します。2nd mixしようとなっておりオプションの制限や判定の厳しさゲージのキツさなどが当時のモノそのままをできるだけ忠実に再現しており、またEXTREME以前のダンスマニアの版権曲の一部も遊ぶことができるため往年のファンへのサービスとも言えるでしょう。

その一方でこの2nd mixには当時にはない曲が存在し、これまた当時には存在していない難易度である足9EVOLUTIONARY と足10REVOLUTIONARY という新たな難易度が登場しており、ただの2nd mixの移植ではないことを予感させます。

DDRのボス曲の歴史 X~X3 vs 2nd mix photo 3

余談ですが、このverがローカルモードで稼働できる最後のverでありこれ以降はインターネットに接続したverしか存在しないためこの作品以降の楽曲は削除された場合二度と遊べないので注意しましょう。

Tohoku EVOLVED

London EVOLVED ver Aの2MBリミックスであり、現状最後の2MB名義の楽曲となっております。また2MB名義ですが、正確には2.1MB Undergroundと従来の表記とは違ったものとなっております。

  曲名に東北がついていることからこの曲は東日本大震災への祈りをささげた曲となっております。そのため、クリアした時のリザルト画面には現在でもPrey for ALLとこの曲限定の特殊な演出が出現します。また、当時はエクストラステージ限定だったのですが、出現条件を満たしても津波を連想させるWAVEオプションをつけて3曲目をプレイすると出現しないという設定も存在していました。

譜面に関しては、基本BPMが340の上にBPMの振れ幅が42.5~1020とかなりの幅が存在しています。(BPM1020は現在でもDDR史上瞬間最速)そのためどの譜面もかなりの難易度を誇っており、特にSPDP問わず激と鬼譜面に関してはのこった地帯というのこったのこったのこったというリズムで8分が飛んでくる難関地帯や全体的に高速の捻りと同時が絡む厄介な構成となっているので認識も難しくボス曲としての風格は2MB曲らしく十二分です。また、この曲限定のギミックとしてどの難易度にも最後の矢印は高速でランダムに飛んでくるというものがあります。これまでは楽に踏むためのテクニックだった二枚抜きがDDRにとって半ば必須スキルにりました。

SP、DPどちらの鬼譜面も18の中ではかなり強い譜面であると言えますが、特にDP鬼譜面では前作のPOSESSIONDP鬼にも劣らない譜面として恐れられておりあの譜面が来るまでは足19候補といわれていました。

TRIP MACHINE EVOLUTION

当初は2ndmix限定のFINAL STAGE限定楽曲でした。X3verでも後に遊べるようになりましたがこの曲はやはり2nd mixモードの隠し曲という側面が強かったと思います。

当初は鬼譜面は存在せず、現在の激譜面に相当するMANIACまでの譜面のラインナップでした。MANIACの難易度は足9EVOLUTIONARY と2nd mix時代には存在しなかったレベルであり、その難易度は2nd mixの譜面たちとは比較にならないレベルでした。

(TRIP  MACHINE EVOLUTIONとPARANOiA Revolutionの二曲に関しては2nd mixモードに当てはめること自体が不可能なので実質全ての譜面が詐称譜面)

  2nd mix モードは2nd mixに準じているため、矢印の色分けやオプションがないなどかなり厳しい条件でプレイせざるを得ません。一方でフリーズアローがないなどの手心は存在しますが、正直前者の条件の方がかなり厳しいです。また、2nd mixモードにはDPが存在しないです。

譜面の内容ですがMANIAC(激譜面)の難易度は現代の難易度で換算すると足16相当ですが、それでも足16にしては譜面がかなり難しいため実質足17であるという意見が多いです。

また後に登場した鬼譜面では、この曲の真の実力を発揮しておりSPでは足18最強格に君臨するほどの難易度です。BPMは190とこのレベル帯にしては比較的ゆっくりでありソフランもほとんどありませんが、その分理不尽と言っていいほどの配置が至ることに存在します。中盤にある同時押しした後にスライドを強制させる配置は踏んでみると極めて踏みづらく、スコアを狙うどころかゲージの維持さえもままなりません。スライド強制の他にも、全体的に捻りが多くプレイヤーの足さばきのテクニック全般が求められる譜面となっております。

PARANOiA Revolution

 すべての過去が譜面になった

  X3真のラスボスであり、現状最強のPARANOiAでもあります。この曲も当初は2nd mixのFINAL STAGE限定楽曲で、MANIAC譜面のレベルは足10 REVOLUTIONARYと当時には存在しないレベル付けでした。現代のレベルで換算すると激譜面は足18相当の難易度です。

この曲の激譜面はSP、DP問わずにすべての過去が譜面になったとも評されます。その理由としては、SP、DPどちらの激譜面もほぼ全体にわたって、これまでの過去13年間のDDRシリーズのボス曲の難所から引用された譜面で構成されており、新しい楽曲であるのにもかかわらずプレイヤー自身は敵の手の内を知っているという演出となっております。

またこの曲も後に鬼譜面が登場しましたが、SPでは2曲目、DPでは3曲目の足19となりました。SPでは当初最速であるBPM360の16分ノーツや最多ノートの更新と足19らしい貫録を見せつけていますが、ヴァルキリーの方が強いんじゃないかという意見もあり、またDPの方がどちらかというと有名な譜面だと思います。

DP鬼譜面はこれまで登場したDP足19と比べても桁違いの難易度を誇っており、DP足19の概念そのものを揺るがすような難易度でした。そのため、当初はこの譜面だけは足20だろという意見も多く現在でもDP足19という魔界でもその存在感はしっかりと示されています。このような譜面ですが、譜面構成としてはBPM360での振り回しやこの速度でのトラボルタ配置などDP最高難易度にふさわしい、DP特有の難しい配置がこれでもかというほど詰め込まれております。

現代は哲学譜面を突破した人が3ケタ台に突入している一方で、こちらに関してはクリア人数さえ2桁であり、フルコンボもまだ存在していないなど現代でもその難易度は驚異的なものとなっております。

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