DDRの改善点


 今回は、Dance Dance Revolutionについての個人的に直してほしい点について、まとめていきたいと思います。

 DDRは面白いゲームと言えますが、商業面に関してはツッコミどころが多いと言えます。特にA20から始まった金筐体限定コンテンツに関しては、かなり疑問を感じるのでそれらの点をまとめています。

1 台数が少ない

 最大の問題点です。現在、DDRはフラッグシップモデルである金筐体はおろか、稼働している店舗自身がかなり少ないです。東京などのゲームセンターが多い地域はともかく、田舎はゲームセンター自身もかなり少ないため別のゲームセンターに行こうとすると数十キロ移動しなければならないなど、DDRをするために非常に手間がかかります。このため、特に田舎ではDDR自体が無いのでプレイする機会がないというのが日常茶飯事です。

 東京などでは数十台単位で、DDRが稼働していますが地方では県単位で一桁台の稼働台数だったりする県も存在するため、そもそもDDRをプレイする環境が無いと言えるレベルです。

 これに関しては、KONAMI側でも筐体の貸し出しを行うなどの対策が必要だと思います。現にmaimaiやチュウニズムなどのSEGAの音ゲーでは、リースする契約により一応は台数自体は確保されており、新規プレイヤーが生まれる土壌は作られています。

 都会はアーケードゲームの最大の市場なので大事ですが、地方からDDRプレイヤーが生まれなくなった場合、都会のゲームセンターにのみ稼働するような事態に陥り、今回のような感染症などで都会での活動がはばかられた場合、将来のサービス継続を考えると危険な状態だと思います。そのため、一時的に損が出たとしても、田舎のゲームセンターにDDRを置くことは重要だと思います。

2 筐体格差

 DDRの筐体は、大きく4つに分かれています。

 ブラウン管は正確に言えば、旧筐体とSuper Nova時代の筐体に分かれますがここではモニターの大きさを中心に考えていきたいと思います。

 この表をからおおよその画面の大きさを考えると、一番画面が小さいブラウン管筐体の横の長さが64cm、縦の長さが36cmであるのに対して、一番大きい金筐体では横が121cm、縦の長さは68cmと二倍近くディスプレイの大きさが違います。ここまで画面の大きさが異なると、同じゲームとは言え、明らかにプレイ条件として同じ条件とは言えないでしょう。

 またブラウン管筐体は、ブラウン管ですので解像度が液晶と比べると劣ってしまい、ゲームのプレイには悪影響を及ぼします。

 そして、筐体に関しても都会や大手のゲームセンターに金筐体などの最新筐体が設置されていることが多く、田舎や個人経営のゲームセンターでは古い筐体が稼働していることが多いのでここでも格差が発生しています。

 さらに、全国的に見てみるとDDRの筐体は古い筐体がまだまだ稼働していることが多く、maimaiが8年ほどで新筐体に変わったのに対してDDRに関しては筐体の痛みも他のゲームに比べると大きいのにもかかわらず、12年以上稼働している筐体もかなり多いです。

 特にブラウン管筐体は、長年踏み続けられたおかげでパネルが踏みやすく、状態がいいと呼べるゲームセンターも一部ありますが、ディスプレイのスペックが明らかに現代のHDやFHD画質のゲームと比べると劣っており、速やかな改善が必要だと言えます。

3 版権曲のチョイス

 DDRの版権曲のチョイスは誰向けかというのも疑問が残る点です。チュウニズムをはじめとするSEGAの音楽ゲームのようにオタク層の新規開拓を狙うのであれば、あまりにもアニソンやボカロ楽曲が少なくチョイスも微妙ですし、洋楽が好きな層を狙うにしても、洋楽曲の収録も10曲程度と極めて少なく洋楽狙いでプレイしてきた層は、すぐに遊び飽きてしまうことでしょう。

 最近の収録曲はBEMANIシリーズをもともとプレイしている層は比較的うれしい楽曲が多いですが、あくまでもそれはほかのBEMANIシリーズからプレイヤーを引っ張っているのであり、DDR自身のプレイヤー新規開拓ではないです。

 そのため、版権曲はどこのプレイヤーを狙うかというマーケティングを行ったうえで、版権曲の絶対数を増やし、初心者の需要に合った的確なジャンルの楽曲を収録するべきだと思います。

4 選曲事故が起こりやすい

 昨今の音楽ゲームでは標準搭載されている選曲後に選曲画面に戻る機能ですが、DDRには選曲後に再び選曲画面に戻るコマンドなどは存在しません。そのため、間違って曲を選んでしまった場合、やりたくなくてもその楽曲をプレイせざるを得ない状況になってしまいます。

 特に初心者は、このような仕様を知らずに選んでしまい、楽曲選択に戻れないことを知らないまま選んでしまうことが多いので、その時点でこのゲームから離れてしまう可能性もあります。

 これは、現在の音楽ゲームの仕様から考えると非常に残念な仕様であり選曲解除機能はできるだけ早いタイミングで搭載するべきだと思います。

5 金筐体優遇コンテンツ

 金筐体優遇コンテンツも現状では、プレイヤーの不満を増幅させてしまうポイントになってしまっていると思います。前述の筐体自体のスペックの格差に加え、その他の筐体と金筐体にはさらにソフト面でのコンテンツの差が存在します。

 例としては、段位認定や金筐体限定の楽曲配信コンテンツなど金筐体の方が明らかにコンテンツ面での優遇があると言えるでしょう。

 段位認定に関してははIIDXの段位と違い段位を取っているからと言って特段変わることが無いので、プレイヤーにとってはどうでもいいという方も存在します。

 しかし、楽曲面に関していえばLapix氏やCranky氏をはじめとする、今までDDRに楽曲を提供してこなかったような、現在音楽ゲームでも大人気のコンポーザーが楽曲を提供しています。

 事実上都会にしか存在しない金筐体だけでしか、そのような人気がでるような楽曲をプレイすることはできないため、ただでさえも台数や筐体の質の面で大きな格差が存在している田舎と都会のプレイヤーの格差を公式で逆なでするような行為だと思います。

 また、金筐体優遇コンテンツは金筐体自体は存在するアメリカや金筐体が存在しない韓国をはじめとする諸外国ではプレイできず、BEMANI機種の中でも特に海外人気の高いDDRの売り方としては、海外の踏みゲーのエンスージアストをがっかりさせてしまう、失格に近いサービスだと思います。

 正直、こんなサービスをやるくらいなら大多数の地方勢にしてみるとやらなくてもよかったと言える状態なので、これらのイベントを続けるならば最低でも金筐体限定という条件を解除するか、日本中の古い筐体を金筐体にリフォームするかのどちらかの施策を取ってほしいです。

6 BGAが少ない

 これは前述までの、問題点と比べると軽いものですがDDRの魅力を上げるうえでBGAに力は入れるべきだと思います。

 DDRはノーツが動いている画面以外は全部BGAのスペースとして生かせるので、さまざまなBGAを流すことが可能ですが、現状ではほとんどのオリジナル楽曲が汎用BGAであり、大ボスクラスの楽曲でもオリジナルアニメーションが付くような楽曲は最近では数えるほどしかありません。

 ゲームには直接は関係ないものの、プレイヤーを間接的に引き付けることのできるコンテンツであり、DDRの不足している初心者を引き付ける方法としてはBGAを増やすというのは、ある程度の効果は存在するとおもいます。


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