音楽ゲームの作曲者グループについて


 今回は、音楽ゲームの主な作曲家グループなどをまとめていきたいと思います。昨今は多くの音楽ゲームがリリースされておりますが、実はオリジナル楽曲の出どころはそこまで会社によって異なることは無いのである程度作曲家名を知っておくと、ほかのゲームをプレイする際にも便利です。

1 BEMANI Sound Team

 KONAMIの音楽ゲームブランドのBEMANI機種に楽曲を提供しているコンポーザー集団です。(略称 BST)全員KONAMIの社員ですので、基本的にはBEMANI機種にしか楽曲を提供することはありませんが最近ではBST楽曲が他社のゲームに移植されるケースもあります。

 コンポーザーの人数も音楽ゲームの作曲者グループとしては最大クラスを誇り、コナミ矩形波倶楽部からさかのぼる事ができる長い歴史も存在します。

 最大の特徴は何といっても、楽曲の多さとジャンルの多様さと言えるでしょう。特にジャンルに関しては、現在の音楽ゲームで流行っているハードコア系の楽曲だけではなく多種多様なジャンルやその作曲者が独自解釈で作曲した楽曲もあるので飽きることがありません。

 このようなジャンルの多様化ができるのは、全員がKONAMIの社員でありBEMANI機種の楽曲製作に専念できることが大きいと思います。

2 HARDCORE TANO*C

 もともとは2ch発祥の同人音楽系のサークルでしたが、最近ではアーケアなどの高難易度志向のスマホゲームやSEGAのアーケード機種がこぞって楽曲をHARDCORE TANO*Cに外注しているので現在の音楽ゲームを支えている大黒柱的な存在になりつつあると言っても過言ではないでしょう。BEMANIの機種にもBST製作楽曲以外にHARDCORE TANO*Cの楽曲が収録されております。また、最近ではHARDCORE TANO*Cが積極的にかかわって登場したアーケード音楽ゲームのWACCAがリリースしたことにより、音楽ゲーム界隈に衝撃をもたらしました。

 製作楽曲は名前からも察することができるように、基本的にはハードコア系のテクノの楽曲が多いので音楽ゲームに収録すると自然と難しい譜面になります。そのため、音楽ゲームのボス曲枠を担当していることが多いです。

3 同人音楽系

 正確に言えば、前述のHARDCORE TANO*Cも同人音楽系に属するカテゴリーではありますが活動の規模を考えると独立のカテゴリーとして考えたほうが適切だと思い区切らせていただきました。

 同人音楽系のここでの定義は、個人や数人の同人サークルで音ゲー楽曲を製作しているフリーランスの作曲者のカテゴリーです。現在では数多くの音楽ゲームに同人サークルで活動していた作曲者が楽曲を提供している事から、音楽ゲーム界隈でも無視をすることはできない存在になりつつあります。

 同人音楽作家が音楽ゲームに楽曲を提供するのにはいくつかのルートがあります。

(i) SDVXフロアー公募

 BEMANIブランドの機種の一つである、SDVXの公募企画です。正確に言うとその他の音楽ゲームも楽曲公募を行っている場合がありますが、定期的に開催されており全国レベルの知名度を誇る音楽ゲームの公募企画という条件を考えるとSDVX FLOORが一番メジャーなものだと思います。

 SDVX FLOORでは、イラストやBEMANI楽曲のリミックス、そしてオリジナル楽曲の公募を行っており、採用されたものは実際にゲームに収録されます。この企画から音楽ゲームに楽曲を提供することとなり有名になったコンポーザーも多く存在し、BEMANIを中心として様々な音楽ゲームで盛んに楽曲を提供しています。

(ii)BMS出身

 これはBEMANI機種ではなく、SEGA機種や高難易度志向のスマホゲームに多いです。BMSというbeatmania IIDXのシミュレーター用の楽曲を作曲していた方が、音楽ゲームにBMS用の楽曲を提供またはオリジナル曲を提供する場合があります。
 BMSの楽曲自身は数多く存在しますが、その中で移植されるものはほとんどがBOFというBMSのコンテストでよい順位を取ったものが多く、またBMSというグレーゾーンな存在から数少ない曲人気の曲をすっぱ抜いて移植するという行為に関しては批判的な意見も多く存在しています。

(iii) その他

3 海外勢

 近年では日本の音楽ゲームにも、多くの海外出身アーティストが楽曲を提供しています。特に昨今の音楽ゲームにおける韓国出身のコンポーザー陣の層の厚さは語るべきでしょう。様々なゲームに楽曲を提供しているM2U氏、ESTi氏をはじめとして高品質な音楽ゲーム楽曲を多数提供しています。個人単位だけではなく、Pump it Upで有名なアンダミロのコンポーザー集団であったBanYa( 반 야 )など団体レベルの活動も見られるため音楽ゲームにおける韓国勢楽曲の地位はますます重要なものとなっています。

 


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